人生の大半を占めることになる「睡眠」をテーマに、牛飼いの嫁 こんどうゆか が「眠り製作所」の 木榑浩之さんと一緒に眠りについて学んでいきます。
こんにちは!牛飼の嫁こと こんどうゆか です。
草食動物である牛さんの日々の睡眠時間は、約3時間といわれています。
捕食されるリスクの高い草食動物さんたちは、安全な牛舎の中でも、なかなかぐっすり眠れないようですね。
実際、毎日牛さんと暮らすわたしたちでも、大人の牛さんがぐっすり眠っている姿って、あんまり見ることはありません。
我々人類は、とてもじゃないけど毎日3時間睡眠では、日々を乗り切れないですよね。
ということで今回は、睡眠不足によるリスクについて教えていただきました。
もっとも深刻な睡眠不足によるリスク
睡眠不足が身体に及ぼす悪影響は、よく知られるところで、
- 集中力の低下
- 肩こり
- いびき
- 歯ぎしり
- 肌荒れ
- にきび
- しわ
など、さまざまなものがあります。
どれもやっかいですよね…
文字をみてるだけでウンザリします。
でも、ちょっと考えてみてください。
たしかにやっかいなんだけど、忙しい毎日においては、意外と放置してしまう、小さな不調ばかりじゃないでしょうか?
もしくは睡眠不足が原因とは思ってなくて、ストレス社会だがら仕方ないのよね〜と自分にいいわけしていたり。
そうなんです!
その「仕方ない」こそが、もっとも深刻な睡眠不足によるリスクなのです!!
睡眠負債の恐怖
前回の記事「眠りを制するものは明日を制する!!睡眠の質を高める方法」で、「睡眠負債」について少しご紹介しました。
睡眠負債とは、今日の疲れがリセットされずに、翌日、またその翌日へと溜まっていくことをいいます。
最初はちょっと疲れが残ってるかな?からはじまって、だんだん寝ても寝ても疲れが取れない、目の下のクマがとれない、顔色が悪い…など、症状が悪化してきます。
最終的に、自分ではどうにもできなくなって通院した結果、睡眠薬を処方されてしまった、なんてことに。
これは睡眠負債を返しきらずに、破綻してしまった例ですね。
破綻するまで無理できちゃうのが、睡眠負債のコワイところです。
睡眠負債を溜めすぎた結果…
睡眠負債を溜めすぎて破綻させちゃった、もっとも身近な事例が、なんと木榑さんご自身にあるそうです。
いまは眠りのプロとして活躍されている木榑さんですが、じつは若いころは「睡眠・食事・トイレは時間のムダ!」と思っていたそうで、かなり無茶をしたとか…
現在のお仕事につく前、あるとき不摂生がたたって体調を崩してしまい、絶対安静!ドクターストップ!!の事態に陥ってしまった過去があるそうです。
いまでこそ「質のいい眠りの追求」に勤しんでおられるわけですが、そんなアバンギャルドな過去をお持ちだったんですね。
睡眠負債の恐怖、説得力3倍増しのエピソードでした…(汗)
睡眠負債を溜めないために
睡眠負債のコワイところは、若いときの木榑さんのように、まだ大丈夫と、ついつい甘くみてしまうところです。
質のいい眠りの追求、やったほうがいいことはわかってるけど、特段いま困っているわけじゃないし、なんとなく後回しにしちゃうのが問題。
大きな失敗をする前に、「転ばぬ先の杖」と思って、先行投資で万が一に備えておくことが大切です。
まとめ
睡眠不足によるリスクは、よく言われるとおり健康や美容などさまざまですが、もっとも危険なのが「たかが睡眠不足」と不調のサインを見逃して、甘くみてしまうことです。
気がついたときには「睡眠負債」が溜まって、取り返しがつかないことに…
そうならないためには、転ばぬ先の杖と思って、日頃から質のいい眠りを得ておくことが大切。
せっかくだから、この機会に寝室の環境を見直してみようかなーと思った方、眠り製作所『抱かれ枕』を試してみてはいかかでしょうか?
牛飼いの嫁&ライター。2018年に縁もゆかりもない田舎町へ移住して、旦那さんの夢だった牛飼い暮らしをスタート。現在は、牛とイヌと旦那さんと、のんびり暮らしています。(Twitter:@yukais_1983)