仕事のあとの酒と茹でた蟹の話。

別に観光で札幌に来たわけではない。むしろ、自分の時間なんて夜だけだ。

しかし、私はこの夜の時間を「食」を楽しめる時間として有意義に使っているのは間違いない。地酒と地元の料理を堪能している時間こそ、今一番楽しい時間と言えるだろう。

この日は、札幌の大通り公園近くで仕事を終えた。「やはり、北海道といえば刺身か?」と頭をよぎるも、この日の夜は少し肌寒く刺身の気分ではなかった。

とりあえず居酒屋を探すが、どのお店もざわざわしていてどうも落ち着かない・・・。観光の時は全く構わないのだが、仕事で来ているとなるとどうも「しっぽり」のみたい気分になるな。

なかなか決まらず、たまたま通りかかった商業施設「ODORI BISSE」をふと見ると、なんとレストランが入っている。普段であれば、こういう場所のレストランには入らない私だが、宿泊場所も近かったので立ち寄ってみることにした。

炙屋(あぶりや)

もはや一択。炙った蟹と日本酒にひかれ、選んだお店は「炙屋(あぶりや)」というお店。

このお店は、札幌駅・大通公園近くにも店舗を構えている人気店のようだが、このフロアで一番活気があるお店でもあった。なんといっても、タラバガニ・毛ガニ・焼き魚など豊富な炙りものが魅力のお店だ。

炙屋(あぶりや)_4

とりあえずビール、とはならなかった。

さっきまで肌寒かったので冷えたお酒は・・・と思っていたが、魚介が焼かれる香りに誘われるがままに、日本酒を注文した。もちろん私が注文した料理ではない。それでいてこの破壊力。

最高すぎる。

炙屋(あぶりや)_2

出汁を感じるお通しは、食材の味を楽しめる薄口の仕上がり。お通しはあっさり系で問題ないのだが、こうやって肉が1つ入るだけで、どれだけ味わいが変わるか。

お通しで日本酒がすすむ。

炙屋(あぶりや)_5

野菜不足のサラリーマンに嬉しいサラダは、蟹も山もりだ。蟹を別皿に移せば、もはや1品できてしまうほどの量で、これは本当に美味しかった。

ちなみに、サラダの名前は「蟹いっぱいサラダ」。

炙屋(あぶりや)_6

そして、この「生たらこ山葵漬け」が最高に日本酒にあう。明太子ではない。たらこのわさび漬けなのだ。

言うまでのなくたらこの旨味は存分に感じる。何なら生たらこだけでも、酒のあてになることだろう。そこに、つんっと鼻を抜けるわさびの香り、舌に残るわさびの旨味。

これだけで、日本酒がすすむ。すすむ・・・!

炙屋(あぶりや)_7

「骨付きラム炭火焼き」には、もちろんビールだ。マスタードでも美味しかったが、スプーンに乗っているバターとの相性が良すぎて、マスタードはそのあと単品でつまみとして食べた・・・。

柔らかさと炭火の香り、そしてラム独特の香りと味わい。約1000円くらいするが、その価値は十分に感じる料理だったと思う。

ラムだけでビールがなくなってしまった・・・。(マスタードもつまんだ)

炙屋(あぶりや)_3

さぁ、毛蟹が来る前に新しい日本酒を注文しよう。北海道には、意外と日本酒の種類も多く地酒を楽しむのも一興だ。

もし、札幌の地元の酒蔵が運営する居酒屋に興味があれば、ぜひ下記の記事を読んでほしい。

炙屋(あぶりや)_8

蟹の足はもちろん、蟹みそも十分につまみになる1品。日本酒と毛蟹を食べながら、札幌の夜をすごせるなんて贅沢すぎる夜だなと何度も思いながらも、箸も酒もすすむ・・・!

メインディッシュとしてタラバガニの炭焼きも悩んだが、旨味優先、日本酒との相性優先で蟹みそも楽しめる毛蟹を選んで正解だった。

一人で食事をする贅沢とは、こういうことなのだろう。もちろん、仲間とわいわいするのも大好きだ。ただ、自分の好きな料理と酒を自分のペースで好きなようにできる時間は、実はめってにない。

仕事に追われ、時間に追われ、気づけば夜も遅くとりあえず何か食べて寝るだけなんてもったいない。そんな時こそ、美味しいものをゆっくり楽しめる時間を作るべきだ。

そして、蟹でお腹も心もいっぱいになったところで、ふと思う。

札幌といえば、やはりシメはラーメンでも食べに出るか?

炙屋(あぶりや)_9

大好きなトロたくを注文して、ディナータイム終了。

やはり「美味しいものを食べる・飲む」という行為が、どれだけ自分にとって幸せなことなのか実感できた夜だった。

そして、札幌限定の「サッポロクラシック」をコンビニで買って、ホテルに戻った。

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