今回は「地方で頑張っている中小規模メーカーのSNS及び自社サイトの運用担当者の方」と勝手に読者を想定して書きたいと思います。
「サイト作り」の基礎を改めて勉強してみようと思い、ミニサイト作り職人 和田亜希子さんの「ミニサイトをつくって儲ける法」を購入してみました。2016年の初版発行から、2019年には第5刷を発行している本になります。
先に書いておきますが、ミニサイトを作りたい方は私の記事を読まずに本の購入を検討してください!
きっと役に立つはずです。
本記事では、本を読んだ私の個人的な感想を書きたいと思います。
ミニサイトとは
ミニサイトとは「幅広く情報を網羅するのではなく、テーマを絞り込んでターゲットが必要な情報を整理してあげたサイト」と理解しました。
さらに、ブログやニュースのように更新性があるものではなく、特定のテーマにおいてコンテンツ設計がしっかりとされているので、ユーザーはサイトを回遊することで当初調べていた情報プラスαまで情報を得ることができるという部分にすごさを感じますね。
本サイト「TiMEZ」は「仕事終わりに没頭できる時間」というコンセプトのもと記事を更新していますが、カテゴリは様々で「旅をしたい人」「ビールを飲みたい人」「洋服を見たい人」など読者は様々。ミニサイトの考え方でいえば、本サイトはただのブログになります。
また、とても勉強になったのは「ミニサイト」という小さな規模の中で収益化を考える作業というのは、本当に勉強になるし、その後の規模拡大への糧にもなるので1度ガッツリ考えてみるというのはありだと感じました。
テーマ・ターゲット・コンテンツ・収益化。
ミニサイトは、まさにビジネスの基礎をギュッと濃縮したものなんだなぁと感じました。
ミニサイトで重要な3つの要素
「テーマ」と「ターゲット」と「コンテンツ」の3つを考えることになるわけなんですが、個人的には順番は関係ないかなと思っています。
日ごろの生活の中でふと「これってネタになるんじゃない?」って感じることもあるでしょうし、新型コロナウイルスの影響で在宅が増えているという世の中なのであれば「家で楽しむ」というテーマはありですし、「家で仕事をした経験がなく、在宅作業で困っている人(ターゲット)」もきっといるはず。
本にも書いてありますが、すでに持っている人気コンテンツをスピンアウトさせて独立させるという方法もありますよね!私も、ブログの人気カテゴリの記事を独立させてサイトを作ったことがありますが、サイト内の回遊率が一気に上がり閲覧数も一気に上がった経験があります。
ヒントは意外と身近に落ちていたりするので、自分自身が経験・体験した出来事をぜひ生かしてほしいなと思います。
ミニサイトの考え方は、他でも生きる
なぜ最初に「地方で頑張っている中小規模メーカーのSNS及び自社サイトの運用担当者の方」と書いたかというと、「とりあえず、今の時代はインスタ頑張ろうぜ!」みたいな感じでスタートした結果、担当者が疲弊するという姿を見たから・・・。
しかも、ほとんどの場合が担当者が既存の仕事と掛け持ちで行っているケースが多いので、忙しくなると優先順位も下がりどんどん苦悩していきます・・・。
「テーマ」「ターゲット」「コンテンツ」の考え方というのは、まさに基礎となる土台です。
「とりあえず、インスタグラムやろうぜ!」
これは手段です。もちろん「ミニサイト作ろうぜ!」も手段の1つになります。
私も改めて考えさせられましたが、新しい手段を試すことはいいことなんですが「手段先行型」でとりあえず始めてしまうと意外と長続きしないことも。
なので、「テーマ」「ターゲット」「コンテンツ」を考えながら、どこで発信すべきかも考えることが成功への近道になるのではないかと考えています。
ミニサイト(WEBサイト)でも、Youtubeでも、instagramでも、テーマがあって、届けたいターゲットがいて、そこに向けて正しいコンテンツを発信していくことになります。
扱う商材、運用目的、ターゲットの性別と年齢などによっても変わってくるので何がベストなのかは一概には言えませんが、どこで発信するかも検討の余地があると思いませんか?
また、ミニサイトを作る前提でテーマやコンテンツを考えると、必然的に「ターゲットがどんな情報を必要としているのか」という部分を考えることになり、情報ニーズとそれに必要な細かいコンテンツを考えやすくなります。
結果、ミニサイトではなくYoutubeに特化させることになったとしても、必要なコンテンツイメージがあるので動画を制作することもゼロからよりも圧倒的に楽になりますよね。
これからのコンテンツの考え方について
今のご時世、商品メリットを直球で伝えるだけではなく「ストーリー」や「背景」が非常に重要になってきています。
他の誰にも負けない独自性に富んだ商品を開発することができれば話は別ですが、そんなことができるのはほんの一握り。(一握りもいないかもしれないです)
今は、差別化が本当に難しい時代です。
でも、メーカーごとに「ストーリー」や「背景」が必ずあるので、そこを可視化しファンになってもらうことが一番の差別化のポイントだと思います。
続きはまた今度。