2020年春。自宅にいる時間が増え、自炊をすることが多くなった方もかなりいらっしゃるのではないでしょうか。
私もその1人です。普段から料理をするわけではないので、3食分を作るとなると予想以上に大変です・・・。
「米を炊いておけば主食はキープできる」と思い、とりあえずお米を多めに炊いて余ったら冷凍保存。しかし、冷凍のお米って時間が経てば傷んでくることもありますし、炊きたてのお米に比べれば味も落ちてしまいますよね。
そこで、調べてみました。
どうせ自宅にいる時間が長くなるなら、自宅でもっと楽しめる活用方法がないかと調べたところ「炊いたご飯から、食パンが作れる!」というホームベーカリーを発見!
さっそく試してみることに。
目次
熱をコントロールし、簡単に美味しいパンが焼ける!
ホームベーカリーは様々なメーカーから販売されていますが、タイガー魔法瓶のホームベーカリーは「IHホームベーカリー」。
この「IH 加熱」が美味しさの秘密なんだとか。
一般的なホームベーカリーは、底の部分についている電熱ヒーターがパン釜に熱を入れ、パンを焼き上げる仕組みです。
IHヒーターを搭載している「KBD-X100」は IH加熱によりパン釜自体が発熱するので、「こねる」「発酵」の工程でも温度を一定に保つだけではなく、焼きあげ時に高火力で一気に焼きあげることが可能。
結果、皮部分(パンの耳)がぶ厚くならずに「中ふわっ、外パリ」という食感を誰が作っても再現してくれます!
また、IH加熱で一気に焼き上げられるので、膨らみにくいといわれている米粉パンもふっくら焼き上げられ、小麦アレルギーのお子さんからも好評なんだとか。
今回、付属の「レシピ本通り4種類の食パン」+「ピザ生地」を作ってみましたが、焼きむらもなく普段料理をあまりしない私でも簡単に美味しいパン(ピザ)が焼けました!
基本的な作り方をチェック!
同梱されている取説は、イラスト付きでとっても分かりやすかったです。
どのパンを焼くにもベースとなる焼き方は変わらず「食材」と「メニュー」が変わるだけなので、1度作ってしまうとアレンジも結構簡単にできると思います。
公式ページにて、PDFで取説を公開していますので、気になる方はチェックしてみてください。
炊いて余ったお米でパンを作る
「米粉を使ったパン」ではなく「炊いたお米を使ったパン」というのがポイント。毎日パンを作りましたが、お米を使ったパンが一番おいしかったと思います・・・!
冷ましたご飯をふやかしておく。
ポイントは「冷ましたごはん(白米)150g」を先に分量通りの水でふやかしておくこと。また、可能な限り1粒1粒がバラバラになるようによくほぐしておきましょう!
あとは、材料をパン釜に入れるだけで OK!
専用の計量カップと計量スプーンがついているので、取説のレシピに沿って材料をパン釜に入れていきます。
砂糖・塩・ドライイースト・スキムミルクについては、この専用計量スプーンで測ると便利でした。
ちなみに、スキムミルクは牛乳に置き換えることも可能ですが、「スキムミルク(大1)」=「牛乳70ml」で、水の分量と合わせなくてはいけませんのでご注意ください。
例:水140mlの場合:70ml(水)+70ml(牛乳)
「イースト自動投入」「具材ミックス」も可能です。
ごはん食パンの「メニュー10」を選択し「スタート」を押せば、あとは勝手に焼きあがります!
”カリっ、もちっ”としたごはん食パンの完成!
約3時間35分後、焼きあがったらパン窯から取り出し冷まします。幼少期に、何度かパンを作ったことがありましたが、ホームベーカリーはすべての工程を自動で行ってくれるので圧倒的に楽ですね・・・!
我が家には、通気性の良い籠などがなかったので、トースターのステンレスの網を取り出して使ってみました。
表面は、かなりパリッとしっかりしていて、中は普通の食パンよりもかなりモチモチ。「米粒が残ることがある」と取説には書いてありましたが、特にそんなこともなく綺麗な焼き上がりに。
ごはん食パンは、特に耳の部分が本当に美味しかったですね。焼きたての状態をぜひ食べてみてください。
この美味しさを体感できるのは、自宅でパンを焼いた時の特権です!
「焼きたてが美味しいのは当たり前であろう」
ということで、「常温保存で翌日の朝食べる」「カットして冷凍保存したのち、再度焼いて食べる」の2つの方法でも食べてみましたが、どちらも美味。
お米を使っているパンは、翌日以降かなり固くなると聞いたことがありましたが、問題なく美味しく食べることができました!
ホームベーカリーが楽しくなる理由
約1週間ほど毎日ホームベーカリーを使ってみましたが、2回目以降から楽しくてしょうがなくなりました。家に1台あってもいいかなと思うくらいです。
その理由をまとめておきます。
焼きたてが圧倒的に美味しい。
いちから手作りよりもはるかに楽で食材を分量通りに入れるだけではあるんですが、初めは「わざわざここまでして焼く意味があるのか」「パン屋で買った方がいいんじゃないか」など思いながら作っていました。(小麦粉をこぼして掃除するのも大変だった・・・)
ただ、2回目以降は慣れてしまうのでものすごくスムーズ!そして、何より「焼きたての食パンってこんなに美味しいのか!」という感動がありましたね。
簡単にアレンジができる
アレンジレシピがたくさん掲載されているので、好みに合わせて色々なパンを作ることができます。
その中の「ミルクティパン」のミルクティをスパイスの効いたミルクチャイに置き換え、さらに茶葉も砕いて入れてみました。
スパイシーな香りを楽しめる、ミルクチャイ食パンの完成です!
バターたっぷりで甘みを感じる「ブリオッシュ風食パン」もお勧め。サクサクした食感が美味しくて、そのまま1斤食べてしまいましたよ。
同じ食パンでも、アレンジが簡単にできるのでパン好きにはたまらないですね。
「パン+α」を考える楽しさ
パンが安定して作れるようになったら、一緒に食べる料理も考えるようになりました。
肉を焼いて挟むだけでOK。マヨネーズや塩コショウだけでも美味しいですが、ちょっと頑張ってタルタルソースを作ってみるのも楽しいと思います!
こちらは、ミルクチャイ食パンを使ったフレンチトースト。もともとチャイミルクを使っているので、チャイ風味のフレンチトーストの完成です!
ピザ生地を作ることができるので、お好み食材をのせて焼けばオリジナルピザの完成です。食パンのアレンジではありませんが、アレンジを楽しむ時間があるときにはお勧め。
1時間50分で焼ける早焼きも嬉しい
通常は3時間30分かかりますが、早焼きであれば1時間50分でできたてのパンが焼きあがります。
通常の食パンよりもギュッと詰まっているかんじですが、パリッとした薄い耳ともっちりとした内側は健在!早焼きでこのクオリティが出てしまうと、もはや通常モードの意味とは・・・!
まとめ
家にいる時間が増えたから今だからこそ、家で楽しめることを探してみてはいかがでしょうか。
家で遊ぶにも限界があります。1日中ゲームをしているわけにもいきません。
家にいる時間を使って、ぜひ新しい楽しみ方を見つけてみてくださいね!