みなさんご存知のあのクマの柔軟剤「ファーファ」が、日本のブランドだということをご存知でしたか?しかも、その柔軟剤は日本で配合・製造されているんです!
まさかの国内ブランドで Made in Japan という事実に、ファーファとの距離感が一気に縮まったような気がしますね。
柔軟剤のボトルには、しっかりと「日本製」の文字が。全く知りませんでした・・・。
今回は、そんなファーファの製造・販売元であるNSファーファ・ジャパン株式会社のオフィスにお邪魔して「柔軟剤へのこだわり」について直接お話を聞いてきましたよ!
「柔軟剤をメインに製造しているメーカーとして、原料や質にこだわりを持っている」と話してくれたマーケティング本部の和智さん。
ファーファの本気を感じました・・・!
Special Thanks!!
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取材協力・商品提供:NSファーファ・ジャパン株式会社
目次
実は、石鹸メーカーだった!
NSファーファ・ジャパン株式会社に社名変更をしたのは2011年。1937年(昭和12年)創業の「日本油脂」からスタートし、1974年に現社の前身となる「ニッサン石鹸株式会社」が設立されました。
日本でファーファを製造・販売している会社は、実は古くから石鹸などの製造を行っている会社だったんです!
小学校などでよく見かける「レモン石鹸」って見覚え・聞き覚えがある方も多いのではないでしょうか。実は、あのレモン石鹸もNSファーファ・ジャパンが手掛けている商品の1つなのです!
石鹸メーカーとして長く実績があるこの会社のスローガンは【お客様の「きれい」を創造する】。現在では、様々な視点での「きれい」を念頭に置き、製品開発を行っているんだそうです。
そして、2006年にユニリーバからファーファのライセンスを取得。2011年、社名にブランド名である「ファーファ」を取り入れ、注力ブランドとして展開しています!
ファーファについて聞いてきた!
この日、ファーファについてお話を聞くべく向かったのはNSファーファ・ジャパンのオフィス。入口にはファーファシリーズをはじめ、2020年に立ち上がった薬用ハンドソープ・石鹸の新ブランド「メディックエイド」なども並んでいました。
同社でファーファブランドに携わっている和智さんのお話をもとに、ファーファについて書いていきたいと思います!
柔軟剤の歴史について
ファーファについてお聞きする前に、まずは柔軟剤の歴史について。
合成洗剤で洗ったときのゴワつきを緩和するために生まれた柔軟剤。私(アラフォー)の幼少期には、粉末洗剤がメインで柔軟剤なんて使った記憶がほぼありませんが、日本では1962年に花王から最初の柔軟剤が発売されていたようです。なんと、58年も前から柔軟剤は使われていました!
また、今となっては当たり前となっている「香り付き柔軟剤」ですが、もともと日本では「香りよりも柔軟性」という考え方が強く、微香系の柔軟剤がメインだったんだとか。
その後、2000年代中期にダウニーが日本国内で広がり「柔軟剤+香り」のニーズが一気に高まったと考えているそうです。
結果、2020年現在では各メーカーから様々な香り付き柔軟剤が販売されるようになりました。
日本が生んだ「ファーファ」
ファーファは、オランダとイギリスに本拠を置く世界有数の一般消費財メーカー「ユニリーバ」からファーファブランドのライセンスを受け取り、NSファーファ・ジャパン株式会社が製造・販売を行っています。
「じゃあ、海外ブランドじゃない?」と思うかもしれませんが、そうではありません!
実は、国ごとに肌触りの良さや柔らかさを連想させる商品名とクマのキャラクターで世界中(約80か国)で親しまれており、日本では「ファーファ」、台湾では「熊寶貝(バウバウ)」、アメリカでは「Snuggle(スナグル)」など、国によってブランド名が異なります。
また、各国で柔軟剤へのニーズが異なるため日本では日本のニーズにあわせた配合を行っており、まさに Made in Japan の柔軟剤として販売しているんです!
つまり、ファーファは国内ブランドであり日本独自の配合を行っている日本製の柔軟剤ということになります。
ちなみに、日本のドラッグストアや海外日用雑貨などを扱うお店でアメリカの「Snuggle(スナグル)」を見かけることがありますが、中身は全くの別商品!
購入の際には、ご注意を。
「ファーファ」と「スナグル」は、キャラクターこそ同じですが商品としては別商品になります!
ファーファ ファインフレグランスへのこだわり
そう話す、和智さん。
2000年頃までの香り付き柔軟剤は「石鹸のような香り」が主流だったそうですが、その後一気に香水のような香り付きの柔軟剤が増えてきたそうです。
そこで、柔軟剤をメインに取り扱っているメーカーとして、真摯な姿勢で柔軟剤に取り組むことを他社との差別化とし、原料や品質にこだわりを持って開発を行ってきたんだとか。
「ファーファ ファインフレグランスシリーズ」は、2020年で12年目を迎えるファーファの定番シリーズ。その名前の通り「香水のような香り」を意識した商品になっています。
柔軟剤では「香水のような香り」という表現をよく耳にすると思いますが、香水を使っている方には良いイメージかもしれませんが、化学薬品を使った香料が苦手な方も多いはず。
そこで、同シリーズでは一般的な香料(化学品)だけでなく、実際に肌に塗布する香水にも使われる貴重な天然香料を贅沢配合。産地や抽出方法にまでこだわって探した、深みのある香りの柔軟剤に仕上がっています!
そして、2020年9月より販売がスタートした新香調「ファーファ ファインフレグランス シエル ウォーミングブーケの香り」の開発にあたり目を付けたのは香水のトレンド。
数年前までは、甘い香りの香水が人気だったそうですが、近年そのトレンドはなくなり「甘くない爽やかな香り」が定番化しつつあるという部分に目を付け、新商品では甘くない香りを採用しました。
香りの組み合わせや配合を変えることで残香性が2週間に伸ばすことにも成功したそうです!
実際に使ってみた!
今回使用したのは、新香調の「ファーファ ファインフレグランス シエル ウォーミングブーケの香り」。キャップを開けた瞬間の甘ったるい香りはなく、私の知っている柔軟剤ではありませんでした。
進化ポイントは、やはり香りの部分。
実は、一般的に販売されているプレミアム柔軟剤の中では香りの残りが弱い方だといわれていたファーファシリーズ。お客様のニーズも調査し、今回のリニューアルで1回洗えば2週間香りが残るように改良されています!
もちろん、今まで通り産地や抽出方法にまでこだわって製造を続けているので、香り付き柔軟剤としてのこだわりももちろん健在です。
香り付き柔軟剤を上手に使おう!
そもそも柔軟剤は、トリートメントのようなもの。なので、洋服の汚れが綺麗に落ちている方が柔軟剤としての効果が高まると考えられます。
特に寒い時期には、水道水よりもお風呂のお湯(ぬるま湯)を再利用することで汚れが落ちやすく柔軟剤も香り成分も効果も発揮しやすくなるそうです!
また、干す際にも注意点が!
- 洗濯直後は繊維が寝てしまっているので、バサバサっと刺激を与え繊維を起こしましょう!
- 基本的には、部屋干し・陰干しにすると柔軟剤も香り成分も良く残ります!
ファーファで、心地よい生活を
家にいることが多くなった今こそ、新しくなった「ファーファ ファインフレグランス」で、毎日のお洗濯が少しでも楽しくなればうれしいです。