「TiMEZ」をお読みいただきありがとうございます。埼玉県出身の”nocco“です。
埼玉県川越市にゆかりがありまして、くらづくり本舗の最中「福蔵(ふくぐら)」を小さい時から知っていました。しかしながら、お土産で買っていったり、差し入れでもっていったりすると「初めて見た!」とよく言われます。
個人的には「最中といえば福蔵でしょ!」というくらいの認識だったのですが、言ってしまえば最中は和菓子の中でも定番中の定番。和菓子を買いに行けば、どのお店でも最中を販売していますしね。正直、差別化も難しいことでしょう・・・。
なので、いちファンとしてブログ経由で少しでも福蔵のことを知ってくれたらいいなと思います。
くらづくり本舗は川越に拠点を置くファミリー企業。
明治20年に、初代となる中野民五郎氏が現在の川越市小仙波に餅菓子店を開業したところから歴史はスタートします。昭和57年6月には、復元された蔵造りを利用した「一番街店」を開店し、今でも観光客や地元の人でにぎわっています。
提供している和菓子は、川越市の蔵づくりの街並みなどをテーマにし、老舗和菓子メーカーとして地域に根付いています。現在では、川越市を中心に埼玉県内に46店舗を構えているそうです。
また、くらづくり本舗は「中野一族」によるファミリー企業のようで、初代は中野氏、現在の代表取締役会長も中野氏、代表取締役社長も中野氏、取締役副社長も中野氏となっています。
味のバランス感が抜群の最中「福蔵」
くらづくり本舗の代表的な和菓子が、この「福蔵(ふくぐら)」になります。
耐火建築として大切なものを守る役割を担ってきた小江戸川越の蔵をモチーフに、「生まれる福」・「伝え守る蔵」という思いを込めてつくられた福蔵。まさに、川越をテーマにした代表的な和菓子だと思います。
福蔵は、年間350万個の販売実績があるということなので、1日に9000個以上売れているという計算になりますね。これはすごい。
(今回は、店舗で3個セットを購入してみました。)
包装をあけると、福と蔵の文字が入った大きめの最中が出てきます。
新潟県蒲原地区産のこがね餅を芳ばしく焼き上げた最中皮の中には、海道十勝平野で穫れた粒のしっかりとした自家製の小倉餡、佐賀県産ひよく米でつきあげた縁起の良い「福餅」が入っています。
勝手な解釈ですが、福(餅)を蔵(最中)で守っているということで、とっても縁起が良いように感じます。
持った瞬間に「お、重いな」と感じると思います。大きめの最中の中に、たっぷりと小倉餡が入っていてどこから食べても小倉餡だらけ。小倉餡好きにはたまらない最中ですね。
最中皮は、表面はサクッとしながらも内側は小倉餡とくっついていしっとりしていて、層が2重になっているようでした。
餡子が多すぎて福餅が見えなかったので、一口食べた写真になります。1口食べてもこれだけの餡子が入っているんですよ!しかも、甘すぎない小倉餡がとってもいい感じ。
福蔵1つと温かいお茶があったら、十分すぎるおやつになりますね。
写真を見ると、大きな粒が入っているのがよくわかると思います。あんこしっかりしているので「食べてる感」があり私は大好きです。
一応、重さをはかってみたところ「82g」ありました。私が知っている有名ブランドの最中から、コンビニなどで販売されている最中を調べてみると30gや大きいものでも50g程度でしたので、その大きさがわかると思います。
「ゆかりがあるから」応援する理由はそれで充分。
世の中には、まだ食べたことのない絶品すぎる和菓子が山ほどあると思います。ただ「応援したい!」という気持ちは「ゆかりがあるから」というだけでも十分だと思うんです。
福蔵、以後お見知りおきを!(商品は、もちろん福蔵だけではありません・・・!)
何かを応援したいときに「ブログやっててよかったー!」と思う今日この頃でした。