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インフルエンサーの本質とは?「届ける力」=「影響力」とは限らない。

インフルエンサーについて話す上で、この話題になることも多いと思います。内容は難しいこともなく、捉え方という話。

最近、友人(同業者やメーカー勤務など)と飲んでいるときに「インフルエンサー企画ってどう思う?」と聞かれたので、これを機に私がメーカーにいた時や個人でコンテンツ作りのお手伝いをしていた時の思い出にひたりながら、私の頭の中を自由に書き出させてもらおうと思います。

「届ける力」=「影響力」は必ずしもイコールとは限らない。

友人 A に届きますように。

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高まる期待を1度飲みこんだ、あの日。

私がメーカーに在籍していた際、インフルエンサーを起用した企画をたくさんの会社から提案いただいたのを覚えています。どれも魅力的で「きっと何かが変わる気がする!」という想いをかき立ててくれる企画でした。

「インフルエンサー」の意味を調べてみると以下の通り。単語の意味と、現在よく話されている内容の両方を引用してみました。

influencer:影響を与える人[もの・こと](英辞郎より

インフルエンサー (英: influencer)は、世間に与える影響力が大きい行動を行う人物のこと[1][2]。その様な人物の発信する情報を企業が活用して宣伝することをインフルエンサー・マーケティングと呼んでいる[2]。従来の有名人やタレントといった知名度があって多数のフォロワー数を持つインフルエンサーと比べ、フォロワーが相対的に少なく万単位に満たない場合は、マイクロインフルエンサーと呼ばれる。(ウィキペディアより

さすがウィキペディア。今回の単語というわけではないんですが、日本での解釈も含め説明してくれていたりするので、私は大好きです。

そう、インフルエンサーは影響力があるんですよ。

・・・で、影響力ってなんだっけ?

ここが本当に重要だと思っていて、インフルエンサーに何を期待しているのかを明確にしないと「・・・何だったんだっけ?」となりがち。夢のような世界を見させてもらった上で、高まる期待を一度飲みこんで冷静になったのをよく覚えています。

インフルエンサーに求めるものとは。

「インフルエンス/インフルエンサー」というのは「影響力/影響を与える人」ということになりますが、果たしてその影響力ないしは影響力を持つ人に何をもとてめているのでしょうか。

「たくさんの人に届く!」→「認知度が上がる!」→「売上が伸びる!」

まぁ、こんな簡単な計算式が成り立つとは思っていませんが、インフルエンサーの力をお借りして実行したいことなんて、言うまでもなくシンプル。簡単に言えば、その影響力を生かして我が社の製品やサービス、ブランドを広げるお手伝いをしてほしいわけですよね。(実際に、私もそうでした。)

ここでぶち当たったのが「影響力」という魅力的な言葉。

「影響力がある!」って魅力的でしかないですよねぇ。でも、よく考えると「何に影響力を持っているのか」「得意分野はあるのか」「独自性はあるのか」「キャラクターはブランドとあっているのか」など、色々出てくるわけなんです。

「影響力が高いからよい」という考え方は間違っていて、最低限の適材適所を絶対に考えないといけないと思います。

情報が届けばいいんだっけ?

届けることが目的なのか、届いた人に態度変容を起こしたいのか、その他にも細かく色々な目的があると思うので、それが明確であればあるほどインフルエンサーの役割も明確にできるので、動きやすいってもんですよ。

実は「影響力」「インフルエンサー」という言葉が魅力的に見えすぎちゃって「きっと何かが起こる!」と思いがちなんじゃないかなと。「そこまで何も起こらなかった」とか「企画が終わったら、波も終わった」なんてことの方が多いような気がします。

というか、そうなりがちなのは「そこまでしか視野に入れていなかったから」ということかもしれないですよね。私も反省点が多すぎてお恥ずかしい限りですが、それも踏まえ友人Aにも強く言いたい。

ちなみに、もし仮に「(商材関係なく)この人が情報を発信すると、数千万の売上が確約される」というインフルエンサーがいたとしたら。

とりあえず、どれくらいの予算で実施できるか聞いてみたいです。笑

私が思う「影響力の考え方」

「届ける力」=「影響力」は必ずしもイコールとは限らない。

私の解は、これにつきます。

「何のために、インフルエンサーの力を借りるのか」を明確にすれば、「100万人に届く力」がいかにすごかったとしても「100万人の皆さんは、あなたに何を期待しているのか」というところに着地するようなきがしています。

そこがマッチしているのであれば、それは影響力を存分に発揮してくれるはずです。逆に、相性が悪ければ100万人に届く力も無意味になるかもしれません。

また、届ける力もさることながら「態度変容を起こさせる」という部分も重要な影響力です。これは、外から測定することは簡単ではないんですが、実体験として「あいつがそう言うなら、買ってみようかな!」みたいな体験したことありませんか?これも、影響力です。

今では、法人個人問わず簡単に情報を発信できるようになり、テーマも細分化され様々な情報が飛び交っています。そして、自分が信頼すべき「メディア(情報発信方法はとわない)」をみつけていきます。

「相性ぴったりで、周りからも信頼されている人やメディア」がもし存在しているのであれば、ご一緒したいと思うのが普通の流れ。

あとは、目的に対してどのような手法が自分たちにあっているかを突き詰めていくのみ・・・!

最後に。

「インフルエンサーにお願いすれば、何かが起こる!」は、絶対にダメ。

「届ける力」も影響力だと思います。自分の声を届けたくても届けられない人の方が多い中で、「届ける力」というのは誰もが持てる力ではありません。少なくとも、私にはないです。うらやましいです。

でも、フォロワー数や閲覧数など目に見える数字も大切なので把握はしつつも、それだけを信じて動いてはいけないということが伝わればいいなと思います。

だからこそ、

「届ける力」=「影響力」とは限らない。

あとは、ここに「好き」という気持ちと「ファン」という考え方についても組み合わせていきたいなと思います。

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