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日本各地には、昔からその土地で愛されている和菓子がたくさんあります。今では、ネット販売や百貨店で簡単に買えるようになり、本当にうれしい限りです。
とはいえ、やはり産地見学や実際に作っている様子、作り手の方の話とか聞くには現地に行くしかないんですよねぇ。機を見ていろんな地域に行きたいと思っています!
さて、今回はこし餡好きにおすすめしたい麩まんじゅう「餡麩三喜羅(あんぷさんきら)」をご紹介します。
有名店なので知ってる方も多いと思いますが、私は初めて食べて本当に美味しかったので色んな方に知ってほしいなと。
創業・文政元年「大口屋」
調べてみると「文政」とは1818年から1831年までの期間を指すそうです。そんな老舗が手がける麩を使った饅頭が「餡麩三喜羅(あんぷさんきら)」です。
大口屋がある尾張地方は、昔から麩を食べる習慣があったそうです。その麩を和菓子に活用しようと研究を行い、1973年に「餡麩三喜羅」を発売。直近では、2018年8月にテレビでも紹介され今とっても注目の和菓子の1つだと思います。
麩まんじゅうを巻いている葉は「山帰来(サルトリイバラ)」という葉を塩漬けにしたものです。塩味と香りが麩まんじゅうにうつることで味のアクセントとなり、上品さが加わったように感じます。
ちなみに、要冷蔵の生菓子ですので購入後はお早めに食べてくださいね。
麩の独特の食感を楽しもう
餡麩三喜羅の最大の特徴は、やはり生麩を使っているところでしょう。歯切れがよく、それでいてもっちりとしている独特の食感が、私は大好きです。
「要冷蔵ではあるものの固くなるのでは?」と思っていましたが、冷やすことでその食感が生きるようですね。つるんっとした舌触り、噛むとモチっとした食感。まさに独特の食感を楽しめることでしょう。
また、甘すぎずとても滑らかなこし餡は、生麩の饅頭と塩漬けの葉の塩味との相性が抜群。作り方にもこだわりがあるようで、餡に直接砂糖を入れて練り上げるのではなく、砂糖を加熱して蜜にしてから餡に加えるそうです。
1つ1つの大きさもちょうどよく、温かいお茶と一緒に食べるのがお勧めですよ。
購入について
店舗情報やオンラインショップ情報は公式ページにてご確認ください。名古屋駅のお土産コーナーでも販売しているそうなので、お近くに立ち寄ることがあればぜひ。
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