日本の食文化を紡いできた椀のフォルムには、それぞれ古来から受け継がれてきた名称があるそうです。ご存知でしたか?
山中漆器、我戸幹男商店の新作 “TSUMUGI”と名付けられたシリーズの汁椀は、全部で10通りのフォルムがあります。その10通りのフォルムの名称は、壺型、枡型、富士、木瓜、瓢型、玉淵、毬型、駒型、百合、仙才。
自分用にプレゼント用に選ぶのも楽しく、ひとつひとつ見ていくだけでも、時間を忘れて没頭してしまいそう。詳細は、公式サイトに掲載されています。
その中から今回ご紹介するのは、〈杵型〉と言い、お祝い事の際の餅つきをする風習から、慶祝を意味する形状を象っている椀。お正月にぜひ揃えたいですね。サイズφ109 × 74mm ¥ 5,400。
椀の「フォルム」にも意味があり、歴史をたどってきたという事を知るだけで、器への愛着がわきます。この“TSUMUGI”シリーズは、見た目が粋なのはもちろん、手触りも良く、非常に軽いので、ついつい出番が多くなりそうです。
■写真・コンテンツ協力:style select shop まほろ
焼物、陶器、磁器、漆器、竹細工、和紙、革製品などの職人がつくる伝統の和のテイストを含みながら、モダンで生活に馴染みやすいアイテムを取り揃えている横浜のセレクトショップ。それぞれのアイテムは、スタッフが実際に陶芸家のアトリエや展示会などに出向き、ひとつひとつ納得して仕入れているので、細部にこだわったプロダクトが集められている。
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