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フラワースタイリストAnna Kitanoさん【TiMEZ インタビューVol.8】

フラワースタイリストAnna Kitanoさん【TiMEZ インタビューVol.8】

TiMEZ Interview

クリエイターやアーティスト、CEOなど、何かに没頭している人、夢中になっている人をインタビューしていく企画【TiMEZ Interview】。彼ら、彼女らは、なぜそれに没頭し、何を得たのか。そして、これから何にチャレンジしていくのか、語ってもらった。

自分が「好き」だと思うモノやコトを趣味ではじめてみたら、その世界に没頭することがあります。

その世界との出会いは人生においてとっても貴重です。なぜならそれは自分の人生の軸となり、心を満たしてくれる時間になるから。今回は、TiMEZでお花コラムの連載を持ってくださっている、フラワースタイリストのAnnaさんにインタビューをさせていただきました。

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今回お話を伺った方

フラワースタイリストAnna Kitanoさん【TiMEZ インタビューVol.8】

フラワースタイリスト Anna Kitanoさん

お花だけではなく、フラワーアレンジメント・テーブルコーディネート・紅茶セッティングをベースとし、それぞれを単体として捉えるのでは無く、テーブル上をトータルでプレゼンテーションするという事を大切にしています。

現在は定期的なレッスンを準備中で、単発のレッスンやコーディネート、イベント等を行っています。TiMEZさんでは、お花に関するコラムも担当させて頂いています。ロンドンとNYのフラワーショップで勤務していたエピソードを多く取り入れるようにして、様々な国のお花文化を比較出来る様に努めたいと思います。

お花から広がるストーリー

フラワースタイリストAnna Kitanoさん【TiMEZ インタビューVol.8】
NYのフラワーショップ時代に、担当していたリッツカールトンレジデンスのロビーアレンジメント。

ーなぜ、フラワースタイリストをはじめたのでしょうか?

元々は客室乗務員として乗務をしながら、フレッシュフラワーのレッスンに通っていた事がお花との出会いでした。そもそも、私は華やかなお花を見ても綺麗だと思う程度で、特別にお花が好きだった訳はなくむしろ典型的な花より団子タイプだったんです。

”ガラス製品が好き” という気持ちを昔から持っていて、食器売り場やインテリアフロアを見る事に興味はありました。透き通って、きらきらしている、薄い繊細なガラスに惹かれる事が多く、ライフスタイルに取り入れたい!花瓶・お皿・ティーポット・カップ…繊細なガラス製品を使うために ”お花を活けれるようになろう”そう思った事が始まりです。- 紅茶を始めたきっかけも同じく、美しい茶器が使いたいと思ったからです –

レッスンに通い出し、あっという間に…本当にあっという間でした。理由は分かりませんがすぐにお花の魅力に引き込まれていました。
もともと ”いつかパーティーやさんになりたい!” と言っていた程、自分でアイテムを作ってパーティーデコレーションをしたり、納得のいくグッツをいつまででも探したりという事が大好きで、お花を作ると言う感覚もその延長だったのだと思います。

飾ってあるお花を見るだけでも人の心を十分満たしてリラックスさせてくれるのは勿論ですが、それだけではなく、わくわくした気持ちにさせてくれるという事も大きな魅力だと思います。どんな種類?どんな色?どんな形?誰にプレゼントする?相手はどう思ってくれる?どこにかざる?これってすごくいい香りがする!

そんな事を思いめぐらせながら相手の事や、空間の事を考えますよね。

“そうゆう感覚にさせてくれると言う事…” それこそがお花の一番の魅力だと思います。私はコーディネートしたお花やテーブルを見て、大切な人達がときめいてくれるの事が一番嬉しい瞬間です。喜んで貰える瞬間を考えながら準備をしている時間が一番わくわくして、私を高揚させてくれます。
そんな素敵な気分にさせてくれるフラワースタイリストと言う活動をこれからも続けていけたらと思っています。

自分のこだわりを貫く

フラワースタイリストAnna Kitanoさん【TiMEZ インタビューVol.8】
BOXアレンジは最近のトレンドですが、木箱に活ける事で特別感と
温かみが感じられると思います。お気に入りのアレンジメントです。

ーお花に没頭して、良かったことやその逆はありますか?

私はとにかく!気になる事に集中し始めたら他の事が手につかなくなってしまう程、物事を難しい方へ考えてしまうタイプです。要領が悪く、キャパが狭いのですぐに頭がいっぱいになってしまうのに、納得がいかないと何度でもいつまででも手直しを加えていきます。気にしているのは自分だけ、端から見たら些細な事なのに、やはり一度気に入らないと思ったら受け入れる事が出来なくなってしまいます。こんなの素敵じゃない!納得がいかない!と心配ばかりしてしまうんです。

その代わり、作り終えた時の達成感は本当に言葉では言い表せ無い程です。私の作ったお花を持ってプロポーズしに行く人がいる、私の作ったお花が誰かのの大切な場面で使われる、私の作ったお花がどこか素敵な場所に飾られる、私のお花を見て、何かを感じてもらえる。

…考えただけでわくわくがとまらなくなります。
やっぱりお花は私を、こんな気持ちにさせてくれるんです。

お花だけではなく、トータルコーディネートをしたい

ー今後チャレンジしたいことを教えてください。

お花だけ。テーブルコーディネートだけ。と単体で物事を考えていません。手の込んだアレンジも勿論素敵ですが、簡単な物でも十分なんです。今から急にお友達が遊びに来るという時に、あるもので気軽にぱぱっとコーディネートが出来るようになったらいいですよね。

ただ単純なお花の束だけでも十分素敵な演出になるんだと思っています。少しの素敵なお花+少しの素敵な食器+少しの素敵な飾り。たったちょっとの少しづつが合わさったら ”少しの素敵” では無く、思っているよりももっと ”大きな素敵” に変化してくれるんだと思っています。
そうゆう事をお伝えしていけるレッスンを続けていきたいと考えています。

ーAnnaさん、ありがとうございました!Annaさんのコラムは、とってもお花が好きなんだな〜という気持ちが伝わってきます。コラムを通して、海外の文化にも触れられることも、毎回楽しみにしています。

CARLA(カーラ) Anna Kitano

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