TiMEZ Interview
クリエイターやアーティスト、CEOなど、何かに没頭している人、夢中になっている人をインタビューしていく企画【TiMEZ Interview】。彼ら、彼女らは、なぜそれに没頭し、何を得たのか。そして、これから何にチャレンジしていくのか、語ってもらった。
高校生の時に、大学進学か就職か?ではなく、「これから10年続けられることは何か」と考えた事がある人はどれくらいいるでしょうか。
若い頃は勉強、部活、バイト、何より遊びに夢中で、人生経験も少ないため、目の前の事しか考えられなかった人が多いかもしれません。そして、もし10年後の自分を想像して何かを始めたとしても、後ろを振り返った時に「本当にその道を10年歩いてこれたか?」と自問したら、まっすぐな道ではなかった事もあると思います。
今回は、シルバークリエイターの道をまっすぐ進んできた、DAgDARTの吉田ユウさんにお話をお伺いしました。
今回お話を伺った方
➤DAgDART 吉田ユウさん
神戸のオリジナルシルバーアクセアリーブランドDAgDARTの「MOCHA」をメインに担当。その瑞々しい感性から生まれるアイテム達は、繊細なデザインで独自の世界観を持っている。座右の銘は「一期一会」
10年続けられることを探した結果
ー何故シルバークリエーターをはじめたのでしょうか?
17歳の時に何かこの歳から始めて、10年続けられることを探してんたんですよ。 10年続ければきっと何らかのカタチになるかと思ってました。そんな時に従兄弟が彫金教室に通っていて、何か面白そうだし僕でも続けれそうだと直感的に思って、彫金教室に通うようになりました。その時は、まさかこうやってシルバークリエーターとして仕事をするとは思ってもいませんでしたよ(笑)。
高校を卒業する少し前に、通っていた彫金教室の先生がジュエリーカレッジを立ち上げるタイミングもあって、通うことにしました。そこではジュエリーを創ることに一年間没頭していましたね。
ある程度彫金で色々なことが出来るよになった頃に、以前彫金教室で一緒だった知人の知人、そんなツテで神戸にDAgDARTというシルバーを創っている会社があることを聞きました。なんだか面白そうな会社だなーと思ったので、直ぐにメールを出してみたところ、弊社CEOの戸田から返事が来て、一度会おうってことになりました。その一週間後に返事が来て、そこからシルバークリエーターとしてスタートすることになりました。
座右の銘の「一期一会」の言葉の通り、一生に一度の出会いからDAgDARTでシルバークリエーターになった気がします。
0から10までが、楽しい
ーシルバークリエーターに没頭して、良かったことやその逆はありますか?
仕事に誇りを持つことができたことですかね。色々な彫金の技術もそうなんですが、自分が欲しいものを自分でデザインをし、そして創り上げる1から10まで、いや、0から10まで全てできることが、本当に楽しいと感じています。なかなかそんな一連を全てできる仕事ってないですよね。
逆は、目が悪くなったことですかね。細かい作業が多くずっと集中しているせいなのか、最近ピントが合いにくいんですよ。まだ老眼ではないですよ(笑)。 あと、手がとても荒れるんですよ…。肉体的なことばかりですね(笑)。
彫金に関わらず大事なこと
ー最後に、今後チャレンジしたいことを教えてください。
僕の名前が一人歩きするぐらい、ブランドやクリエーターとして向上し、もっとメジャーになれるように没頭して頑張っていきたいと思っています。また、今以上に自分自身成長したいですね。これは彫金に関わらす、自分の能力をもっと高めていくことが一生のテーマだったりします。
あと、「一期一会」を今後も大事にしていきたいと思っています。
ー吉田さん、ありがとうございました!恥ずかしながら、私は本当にやりたい事が定まらない人生だったので…、17歳のころにシルバークリエイターの道へ進まれたという決断が、本当にすごいなと思いました。また自分自身の成長が仕事にも繋がるという視点、とても共感できました。仕事を通して成長することもあれば、プライベートで感じたこと、学んだことが仕事にいかされることもありますよね。今後も応援しています!(TiMEZ編集長tocco)
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