Good Night TalkShow（グッドナイト・トークショー）
うまく眠れていますか？眠り製作所のグレさんこと木榑（コグレ）さんにレギュラー出演いただき、「眠り」についてお話を繰り広げるラジオ番組のような、ゆるめの連載「Good Night TalkShow」。わかりやすいお話を聞きながら、一緒に良い睡眠について学びましょう！
TiMEZ編集部：
グレさん、「子どもたちの睡眠不足が肥満に繋がる」というお話を教えて下さい！
グレさん：
睡眠と肥満にどんな関係があるか調査研究があるのですが、この研究が興味深いのは、3歳のときの睡眠時間と、その10年後（中学１年生）の肥満率を調査したところです。
3歳児が必要とする睡眠時間は10～13時間と考えられていますが、これよりも睡眠時間が大幅に少ないと将来肥満になる確率が高いことが示唆されています。
TiMEZ編集部：
え！！！そんなに小さな時の睡眠時間が10年後の肥満に関わるなんて！！！
グレさん：
ではなぜ幼児のときの睡眠不足が、将来の肥満につながるのか、その因果関係は完全には分かっていませんが、睡眠時間が短くなると、レプチン（食欲抑制ホルモン）の分泌が低下して、グレリン（食欲増進ホルモン）の分泌が増えることが示されています。
TiMEZ編集部：
グレさんが増えると太るんですか？
グレさん：
違います！グレリンです！つまり、睡眠時間が短いと食欲に関するホルモンのバランスが乱れて食欲が増進してしまい、肥満につながりやすいと考えられます。
『寝る子は育つ!』けど、「寝ない子は太る」のです。
これは子どもだけでなく、大人も一緒です。睡眠不足は食欲を抑えるホルモンが減って、食欲を増進させるホルモンを増加させます。空腹感が増えることで、自然と摂取カロリーが増えてしまうというわけです。寝不足の時って生クリームたっぷりのケーキやこってりしたラーメンが食べたくなりませんか？
TiMEZ編集部：
そう言われると「眠いからハイカロリーなものが食べたくなる」という意識を全くしていなかったので、関連性をすぐには思い出せないのですが・・・、若いころに連日ハードワークで寝不足が続いていたとき、とにかくラーメンとジャンクなハンバーガーをよく食べていました。。
あれは「疲れてるから」「若かったから」と思っていたのですが、もしかしたら寝不足だったからなのかもしれないのですね。
グレさん：
親の生活習慣を見て子どもは育ちます。子どもの眠りの質を上げるのは、全ては親の責任です。
子供の睡眠習慣を見直すことで、元気でハツラツした子どもたちが増えます！肩こりだとか、疲れやすい子どもなんて聞きたくないですよね～。子どもは風の子です！ちなみにウチの小学生の息子は真冬でも半袖と半ズボンです！それはそれでちょっと変わり者のようですが（笑）
でもインフルエンザや風邪などひいたことがありません。無事之名馬！元気があれば何でもできる！
TiMEZ編集部：
グレさん、非常に勉強になりました！それでは今回はこの辺で、Good Night！
■木榑 浩之
株式会社プレジール 専務取締役
Sleep for Happy♪眠り製作所ブランドを広めるため広報活動をする傍ら、睡眠に関係するメーカーやドクター、専門家を集結させた『快眠同盟』を結成。より質の高い眠りを提供する活動をしている。
