本サイトではアフィリエイトを利用しています

簡単におしゃれに、お花をアレンジ【器・花連載14】

ロズリーヌとスターチス

今回は、お花が好きだけどプロではないTiMEZ編集部員が自宅に飾ったお花を、フラワースタイリストのAnnaさんに見てもらいました。

フラワーアレンジメントというと身構えてしまいがちですが、もっと簡単に、日常におしゃれなお花を取り込むコツを教えていただきました。

スポンサーリンク

ロズリーヌとスターチス

  • ロズリーヌ(グレイッシュピンク)
  • スターチス(ラベンダーカラー)

“グレイッシュピンク” と聞いたら、可愛いお花が出てくるに決まっていますよね。

そうです。

今回はグレーとピンクをミックスした様な、少し紫がかっていて、ベイビーピンクでもない様な、そんなローズを使ったアレンジメントです。

このローズは ”カップ咲き”という咲き方をした種類なんです。文字通り、カップの様にぽっこり、ころっとした形状に咲いてくれる品種を総してこう呼びます。

ふわっとしているのが写真からもよーく伝わりますよね。カップ咲きのローズが好きという方は、すごく多いと思います。

更には、ここから芳香性の強い香りがする品種もあるのですが、見た目も香りも可愛いなんて。もうたまりません!

一緒にいけているラベンダーカラーのお花はスターチスです。スターチスはカラーバリエーションが豊富で、持ちが非常に良いお花なんです。

種をまく→成長する→枯れる、一年間でこれらが全て終わる植物の事を ”1年草 -いちねんそう- ”と言って、この種類に分類されます。

スターチスはかさかさした手触りの筒状のがく片を付け、この ”がく” と呼ばれる部分に色がつき、あせにくい為ドライフラワーとして活躍する事が多い事でも知られています。

ドライフラワーはお好きですか?

ドライフラワーはこの時期に適したお花なんです。

最近日に日に乾燥し始めて来たまさに今。お花が綺麗にドライになってくれる冬のシーズンが最適だからなんです。ドライフラワーは自宅でも作る事ができ、薬剤・シリカゲル 使用/ 電子レンジ 使用/ 自然乾燥 等の方法があります。

お花の自然な美しさをそのまま残しておける…ドライフラワーの魅力は出来上がりを楽しむだけではなく、作る工程を楽しめる所にもあると思います。自然乾燥にもいくつか種類がありますが、中でも一番ベーシックな方法で逆さに吊るすだけの ”ハンギング乾燥”は格別です。

風通しの良い壁や柱に、逆さまにしたお花を吊るしておくだけの方法ですが、フレッシュフラワーが少しずつドライになって、少しずつ色が変わっていく、少しずつ朽ちていく様に見えて、少しずつ新しい作品に生まれ変わっていく、気が付かないくらい本当に少しずつ日々の変化を体感できます。

ロンドンにいた頃、人生で初めてイギリス紫陽花のドライフラワーを作った事があります。お店でもらった元気で上質な – 顔の2倍くらいの大きさの- 紫陽花はあまりに美しく、そのままの状態で保存したくなったからですが、あまり上手くいきませんでした。

それでも私は日々ハンギング ( 吊るされている )されている紫陽花の束を見るだけで、わくわくして心が満たされた気持ちになれました。作る工程を楽しみながら、またすぐに挑戦してみたいと思いますが…上手く作れたら是非紹介させて下さい。

お花を自分でアレンジするコツ

今回のアレンジの様に無造作にグラスにいける方法は、作り込まれた美しさとはまた違った自然な美しさを感じる事が出来ます。

お花を自分でアレンジする際には

  • 一種類のお花だけを多めに
  • 同系色でまとめる(グラデーション)
  • 少ない種類で揃えてカラーバリエーション豊富にしてみる
  • +αで葉物を入れてみる

どれかを意識して、花材合わせをしてみるとアレンジしやすくなると思います。

もう一つの大きなコツとして、同じ種類のアレンジを複数用意して、写真の様に一つだけではなく、複数の花瓶やコップに入れて並べてみる。

もしくは、大小異なった大きさの花瓶をいくつくか並べてみる。器を変えるだけで、使用しているお花は同じ。たったこれだけですが統一感が出てぐっとまとまるんです。

色を合わせてみる・素材を揃えてみる・器を揃えてみる等、単体で考えるのではなく何かしらの共通点を作ってリンクさせていく事で、お部屋に飾った時のまとまり感がでるという事。

次にお花屋さんに行く時まで、少しだけ覚えておいてみてください。

文/Anna、写真/tocco

3600820

■写真・コラム:CARLA(カーラ) Anna Kitano
幼少期より自宅のあったアメリカ/LAを中心として様々な国の文化/世界観や空間装飾に触れながら感性を養った。

書籍出版/個展等を行うシルクフラワーアーティストの母の影響もあり、客室乗務員としての勤務を始めてからフレッシュフラワーアレンジメントの世界へ。お花単体ではなく、テーブル上のコーディネートをトータルで彩り空間を楽しむというプレゼンテーションスタイルを大切にしている。

イギリス/ニューヨークに渡航。ロンドンに本店を置き、ロンドンオリンピックのメダリストブーケを作成する等で世界的に有名なJANE PACKERでの勤務を通して経験を積む。現在はイベント等のフラワー装飾/イベントレッスン等を開催しながらエアラインスクール講師としても活動中。

・取得資格等
LE CADEAU/Basic course・Advanced Course,JANE PACKER FLOWER SCHOOL LONDON/Career Course Certificate, Briller/Table Coordinate Basic Lesson,SENSE/Table Coordinate Certificate,Official instructor,Salon de M /Junior Tea Adviser

CARLA

写真の無断使用は、お断りします。お仕事やその他ご相談はお問い合わせください。 Unauthorized use of photos is prohibited.
スポンサーリンク
気に入ってくれたら「シェア」してくれると喜びます!