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【器・花連載10】用の美。益子焼、濱田窯の美しい急須

少しずつ、寒くなってきましたね。

秋の訪れを感じますが、きっとあっという間に寒い冬がやってきます。急いて、冬ごもりの準備をしましょう。今回は、益子焼、濱田窯の急須をご紹介いたします。

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益子焼とは

益子焼や、栃木県の益子町周辺を産地とする陶器で、どっしりと厚く、ぼてっとした作りが特徴です。

現在、益子には400ほどの窯があり、毎年ゴールデンウイークと秋には益子陶器市が開かれ、多くの観光客が訪れます。この陶器市は1966年(昭和41年)から始まったんですって。

益子焼は、江戸時代末期の嘉永6年(1853)に、大塚啓三郎が窯を築いたのが始まりといわれており、笠間焼の影響を強く受けています。嘉永6年というと、ペリーが浦賀に来航した年ですね。

その後、人間国宝陶芸家の濱田庄司が益子に移り住んで、益子焼の価値を高めました。何をしたかというと、実用性の中にも、職人の努力の末に生まれた美しさを吹き込んだのです。これを「用の美」といいます。

「用の美」とは、ただの実用品でもなく、有名作家が作り上げた芸術品でもなく、名も無き職人が使う人のことを想って作った工芸品を指すと言われています。民芸運動を起こした思想家の柳宗悦が、労働なくして、良い工芸品は作られないといい、日本文化を残すために提唱した概念です。

濱田窯の掛合ポット

Timez まほろ 器

そんな、用の美を追求した、益子焼 濱田窯の掛合ポット(¥ 5,400)。

濱田窯は、栃木県益子町にある益子焼の窯元で、陶芸家 濱田庄司が益子で作陶を始めました。1977年に濱田庄司が没した後も子孫が技法を受け継いでいるそうです。

乳白色と黒緑色の釉薬の掛け合いと、ポットの丸みで景色が大分異なって見えるのが面白く味わい深いですね。

用の美を感じながら、ゆっくりお茶を淹れて温まりましょう。

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写真・コンテンツ協力:style select shop まほろ

焼物、陶器、磁器、漆器、竹細工、和紙、革製品などの職人がつくる伝統の和のテイストを含みながら、モダンで生活に馴染みやすいアイテムを取り揃えている横浜のセレクトショップ。それぞれのアイテムは、スタッフが実際に陶芸家のアトリエや展示会などに出向き、ひとつひとつ納得して仕入れているので、細部にこだわったプロダクトが集められている。

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