曲線のアレンジが美しい、アカメヤナギ(ネコヤナギ)【器・花連載20】

冬アカメヤナギ(ネコヤナギ)【器・花連載20】

ふわふわした ”実” の様な物がついているこの枝は、冬の時期によく目にするアカメヤナギ(ネコヤナギ)です。

光沢のある赤みを帯びた皮をめくると、このふわふわした白のようなシルバーのよなふわふわの綿毛の芽が現れます。­ とってもかわいらしいシルクの様な手触りなんです。

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ヤナギ類は全般的にとても水を好み、乾燥を嫌うので水をたくさん飲ませてあげる必要があります。開花時期は4-5月ですが枝は力強く持ちが良い・枝が柔らかくしなりやすいのも特徴なので、曲線を活かしたアレンジに使われる事も多く、この芽を楽しめる冬の時期によく目にします。

曲げてみたり、束ねてみたり…使い方は何通りもありますが、枝物はやはり長さと動きを出せる様なアレンジに使用すると枝そのものの美しさが栄えますよね。

 

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写真はリッツカールトンNYのアレンジを担当していた時の物で、アカメヤナギを束ね、アクセントに白のデンファレをあしらいスタイリッシュに仕上げました。ボリュームと動きが出てダイナミックな表現が出来るので使い勝手も良くとても好まれる花材なんです。

ヤナギの枝物は英語で ”Willow-ウィロー” と呼ばれ、この時期に何度もボスが”あんな!ウィローをアレンジするわよ!”と張り切って言っていた事を思い出します。赤い皮の部分がぽろぽろと落ちやすくなっていて、掃除はもう大変。ウィローを連れて歩いた所は、綺麗に線を引く様にぽつ…ぽつ…と皮が落ちてロビーまで続いてしまい、チーム皆で笑いながら”この皮のゴミを辿って行くと、大きなサプライズが待っているかもね”と掃除をしていたものです。

 

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メインダイニングのアレンジです。

こちらはアカメヤナギを広く大きく放射線状に活け、バンダをアクセントに使用しましたが先程の物と違い優雅でエレガントに見えますね。
バンダ…やっぱりすごく!素敵ですよね。グルーピングして使うなんて贅沢です。根拠は無いのですが何故か私の中で、リッツカールトンはバンダが好きというジンクスがあって、パリのリッツカールトンも大のバンダ好きの様なんです。-バンダが苦手な方を見つける方が難しいかもしれませんね-

 

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最後はフラワーショップディスプレイ用のアレンジメントです。

枝は強いのに、しなりがよく使い勝手が良いので曲げて使う事も多いのです。

ちなみに…これは単純にショップをデコレーションする為だけに作ったものではなく、お店に来たお客さんがここから自分の好きな形のウィローを手に取って選んでもらえるようにしたアレンジメントなんです。

ディスプレーは基本的に崩す事は出来ませんよね。そして枝物は保管する時に場所を取ってしまいます。しかし、ディスプレーと商品が一体になっているアレンジは、見る楽しみ方と選ぶわくわく感を感じる事が出来きて遊び心があります。商品 -お花-­ をどう表現するべきか…プレゼンテーションはとても大切な事です。

ここ数年フラワーショップではお花だけではなくドウダンツツジやエアプランツなど、定番のグリーン物も主流になってきていて、プランツだけの専門店もある程になりました。葉物・枝物・プランツ達はお花と比べて長持ちする分、より長く私達を楽しませてくれます。

お水がたっぷりはいったガラスの花瓶に生けておくだけ。部屋も気分もがらっとムードが変わりそうですね。

 

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■写真・コラム:CARLA(カーラ) Anna Kitano
幼少期より自宅のあったアメリカ/LAを中心として様々な国の文化/世界観や空間装飾に触れながら感性を養った。

書籍出版/個展等を行うシルクフラワーアーティストの母の影響もあり、客室乗務員としての勤務を始めてからフレッシュフラワーアレンジメントの世界へ。お花単体ではなく、テーブル上のコーディネートをトータルで彩り空間を楽しむというプレゼンテーションスタイルを大切にしている。

イギリス/ニューヨークに渡航。ロンドンに本店を置き、ロンドンオリンピックのメダリストブーケを作成する等で世界的に有名なJANE PACKERでの勤務を通して経験を積む。現在はイベント等のフラワー装飾/イベントレッスン等を開催しながらエアラインスクール講師としても活動中。

・取得資格等
LE CADEAU/Basic course・Advanced Course,JANE PACKER FLOWER SCHOOL LONDON/Career Course Certificate, Briller/Table Coordinate Basic Lesson,SENSE/Table Coordinate Certificate,Official instructor,Salon de M /Junior Tea Adviser

CARLA

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